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人間として生きていくこと [人生]


西欧では、人間として生きていくことの基本がはっきりしているわけで、言葉をかえれば、人間の尊厳を守る、ということにもなります。
その理念はまことに明確で、生きているとは、なにより起きていることであり、朝、起きたならば、寝巻を普段着に着替えることであり、いすに腰かけることであるのです。
 食事は食堂に行き、用便はトイレに行くという、当たり前のことを、年齢をとわず実践していくのであります。
ですから老人ホームに行っても、臭気ひとつなく、さわやかな老人の生活がそこにはあるのです。
~中略~
 八八年と八九年の二回にわたって訪れたベルギーの総合病院で、老人病棟を見学して驚いたのは、ベッドに寝ている老人の姿をほとんど見なかったことです。
ベッドは、夜、寝るためのものであって、昼間はみな、ベッドの横にあるいすに必ず腰かけておられたし、高齢の、重症と思われるかたも、ベッド横のリクライニングシートに横になって、点滴を受けておりました。

患者本位の病院改革
新村 明(著),藤田 真一(著)
朝日新聞社 (1990/06)
P138












DSC_2326 (Small).JPG札幌もいわ山ロープウェイ


タグ:新村 明
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