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エリートを育てろ [教育]

 日本の実用英語教育の現状はきわめて中途半端です。今の日本では小学生から英語を広く教えているので、外国へ観光旅行に行った時でもお店で注文は出来ます。
その程度でいいと思っている人が日本の文権を握っているのだとしたら、困ったものです。
十九世紀の英国の植民地のような会話教育です。広く薄く英語教育を行うことも必要でしょうが、少数優秀というインテンシヴな教育はさらに必要です。


日本人に生まれて、まあよかった
平川 祐弘 (著)
新潮社 (2014/5/16)
P193





海龍王寺DSC_1021 (Small) (2).JPG海龍王寺 

P201
「文化の三点測量」のできるエリートの形成が、世界的にますます必要とされると私は信じます。
三点測量の強みを外国語習得との関連でいうとこうなります。
点と点を結ぶと線になりますが、外国語と母語を結ぶと知識がばらばらの点でなく線となります。そこに第二外国語が加わると知識は面となり、さらに第三外国語が加わると見方が立体的になります。竹山道雄が昭和十五年、三国同盟が結ばれる直前にナチスの非人道性「思想」誌上ではっきりと批判できたのは、ベルリンだけでなくバリにも留学し、ドイツ一辺倒とならなかったからでしょう。
 日本人の中には中国語を学んで中国に親しみ親中派となる人がいますが(中国を嫌い嫌中派になる人もいますが)、バランス感覚を維持するためには英語にも通じ西洋の中国研究も心得ることが大切です。

P247
しかし優れた語学教育の器械利用や外国人教師の導入も必要だが、選ばれた者としての気概を持たせることの方が大切なこともあるのです。選ばれた者としての覚悟こそが、長い目で見て、教育効果をあげるものと私は感じます。
 職に命を賭する人間を養成できないようでは、日本の最高学府は真の尊敬に値しないのではないでしょうか。
ちなみに第一次大戦時のフランスでのエリート校出身者の戦死者の比率は、士官学校出身者よりも高いものでした。平時の日本といえども、いつ何が起こるかわからない昨今です。文武両道に秀でる偉才が出ることを祈って止みません。


P250
佐藤 「ヘーゲルは歴史は繰り返すと言ったが、そのとき一言付け加えるのを忘れていた。一回目は悲劇として、二回目は喜劇として」。
~中略~
 佐藤 「今後第三次世界大戦が起こりうるのか?起こるとしたらどんな形の戦争が考えられるのか?」という問いかけも出てくるでしょうが、それに対しては、「そういうことはあってはならない」という立場で、私は全力を尽くしたい。
 そして実戦的な課題としては、軍事エリートと政治エリートのトップから馬鹿を排除すること。馬鹿な兵隊、馬鹿な政治家がいても、彼らが自滅して終わりになるのはいい。しかし、トップにいた場合は、部隊もしくは国家が全滅することになりますから。

新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方
池上 彰(著), 佐藤 優(著)
文藝春秋 (2014/11/20)
P1







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