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異文化コミュニケーション [国際社会]

異質な文化に切り込んでいけばいくほど、理解できる範囲も広まり、その深度も増してゆくことは確かだけれど、その反面、とうてい理解を許さぬ領域も、それにつれて、いやそれよりもはるかに強い割合で広がってゆく

会田 雄次 (著)
日本人の意識構造―風土・歴史・社会 (講談社現代新書 293)
講談社 (1972/01)
P95

-3174e.jpg門司港駅

 

日本人の意識構造 (講談社現代新書)

日本人の意識構造 (講談社現代新書)

  • 作者: 会田 雄次
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1972/10/25
  • メディア: 新書

 

 

また自然保護といっても、ドイツ人なら「自然に美容整形の手術」を加える行き方であり、日本人なら「静かな山ふところに抱かれる」という、人間が自然に保護される行き方 であって、自然保護の「現実」の外観が同じだからといって、同じ考え方だと思ってはならないのである。

 こんなことを書いたのは、互いに交われば相互に理解できると単純に考えている日本人が余りに多いからである。
ジャンボ時代が来れば、世界はもっともっと狭くなり、お互いに肩をふれあい、話し合う機会はますます多くなり、日常のこととなるかも知れない。だが、それが相互理解に通 ずるなどと、絶対に安直に考えてはならない。

日本人とユダヤ人
イザヤ・ベンダサン (著), Isaiah Ben-Dasan (著)
角川書店 (1971/09)
P263

 

日本人とユダヤ人 (角川文庫ソフィア)

日本人とユダヤ人 (角川文庫ソフィア)

  • 作者: イザヤ・ベンダサン
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1971/09/30
  • メディア: 文庫

 

 

コミュニケーション・デザインの基本
 君が人を好きになった時に取るべき最善の方法は、その人のことをきちんと知ろうと目を凝らし、耳をすますことだ。
そうすると、君はその人が自分の思っていたよりも単純でないことに気づく。極端なことを言えば、君はその人のことを実は何も知っていなかったのを思い知る。
 「映画篇」金城一紀著/集英社

佐藤 尚之 (著)
明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法
アスキー (2008/1/10)
P119

明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045)

明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045)

  • 作者: 佐藤 尚之
  • 出版社/メーカー: アスキー
  • 発売日: 2008/01/10
  • メディア: 新書
    

 

実は、こうして同じ事実を違ったように見ていることを互いに知ること自体が、コミュニケーションである。

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則
ピーター・F・ドラッカー (著), 上田 惇生 (翻訳)
ダイヤモンド社; エッセンシャル版 (2001/12/14)
P163

 

 

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

  • 作者: ピーター・F・ドラッカー
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2001/12/14
  • メディア: 単行本

 

 

 

 「日本の舞台でも、恋愛の場面がありますか」とお聞きになるので、
「ええ、ございます。日本のお芝居は人生のありのままの姿を見せてくれますし、日本人だって、他の国民と変りはありません」と答えました。
~中略~
「日本では、夫婦の間でも接吻しないんですってね、ほんとですか」
「ええ、お辞儀をするだけです。お辞儀は日本人の心の表現なのです」
「でも、お母さまはあなたに接吻なさいましたでしょう。アメリカへご出発の時に、お母さまは、どうなさいましたの」
「唯、お辞儀をしてから、物静かに「道中、気をつけてね」と申しました」と答えましたが、まだ、この国に来て日も浅い私は、婦人の顔に浮かんだ奇妙な表情や、話題を更える前の一寸した沈黙が、何を意味していたのか、よくわかりませんでした。

 お辞儀は、唯、体を曲げる動作ではありません。それには、精神的な面もあるのです。
父や妹、友達、召使、子供に向かっては、それぞれ異なったお辞儀の仕方がある筈です。母が重々しい態度で、低いお辞儀をいたしました時、私にはそこに愛情がひしひしと感じられましたし、傍にいた人も、そのかくれた思いの深さを汲むことができたと思います。

 結局、日本人というものは、感情を出さない国民です。ごく最近まで、良家の子女は、強い感情を抑えることを、その心にも生活にも仕込まれて参りました。
~中略~

「ヱツや、異国では、犬のように、お互いになめあう習慣があるとか聞きますが・・・・」
 こう申した母は、批評していたわけではなく、ただ、不思議でならなかったのでございましょう。私もまた、不馴な習慣が、他所目(よそめ)にはどんなに映るものであるかを説明するために、母の言葉をひいたまでであります。この国に住みついて、この国の感情の表現も、日本のお辞儀と同じく、精神的な面のあることを知りました。
接吻が、親切、感謝、友情、愛情を表すものであり、どれもどれも、人の心から心への、聖なるささやきであることを、今はよく理解しております。

杉本 鉞子 (著), 大岩 美代 (翻訳)
武士の娘
筑摩書房 (1994/01)
P231

 

武士の娘 (ちくま文庫)

武士の娘 (ちくま文庫)

  • 作者: 杉本 鉞子
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1994/01/01
  • メディア: 文庫

 

 

P62
「百聞は一見に如かず」という諺に似ているものとして、英語圏の「見ることは信じることである」という諺が引かれる。
確かに、信じるためには、耳で聞くよりも目で見るほうが百倍も確実である。しかしながら、目で見るよりも肌で「感じる」ほうが、もっと信じる度合いが強くなる。
 口でいうときは上手に説得しないと信じてもらえないが、一度でも見てもらうことができれば、すぐに信じてもらえる。さらに、身体全体で感じてもらうことができたら、その信じる気持ちは盤石のものとなる。
特にこれまでまったく知らなかったことについては、まず口で説明しても分からない。想像しようとしてみても、その素地となる要素を持ちあわせていないので、イメージの合成もできないのである。
~中略~
 異文化について理解を深めてもらおうとするときは、いくら雄弁に説明したとしても、あまり効果は期待できない。
英語圏の人に対して茶道の説明をするとき、英語を母国語とする人で茶道についてもかなり勉強した人が、着物を着たうえで上手に話したとしても、どこかものたりない。異文化の要素が欠如しているからである。
 それよりも、着物を着た日本人が下手な英語で説明したほうに説得力がある。
若い日本人の女性で茶道の勉強をした期間はそれほど長くはない人でも、日本文化の中で生まれ育ってきているので、日本の文化が身に染みこんでいる。その日本人が日本の伝統の色が濃い着物を着ていれば、それだけで外国の人にとっては、調和のとれた異文化である。
そのうえに、たどたどしい英語で話すのであるから、これも異文化のにおいを強調する結果になる。

P67
日本人は四季の移り変わりに敏感で、その気持ちが茶道のあちこちに、さまざまなかたちで表現されている。たとえば、一言でいえば、夏は涼しく冬はあたたかく、という配慮である。
人が快適な時間をすごせるように、という心遣いがちりばめられたプレゼンテーションは、処々にみられるのだ。
 しかし、その点を強調しようとするあまり、日本にはすばらしい四季があって日本人はその変化に敏感で、などといえば、同じような四季のある国の人は反感を覚えるかもしれない。
四季があるのは日本だけではないし、ほかの国の人が自然の変化に対して鈍感であるかのようないい方と解釈されるからである。
~中略~
 日本文化の説明をして正しい理解を得ようとするときは、相手の文化についての知識が必須である。相手の文化との類似点や相違点を認識したうえで、それに基づいて説明の内容や手法を考えていく必要がある。
その点について間違えると、相手に正しく理解されなかったばかりか、反感を買ったためにまったく耳を傾けてもらえなかったりする結果になる。

P147
 文化と文化が衝突するときは、真っ正面からぶつかったうえで、お互いに理解しようと努める。
そこをかわしたら、よく理解しないままで終わってしまう。
ぶつかって抵抗を感じ不便な思いをすることによって、なぜそのような文化になっているのかまでも考えるようになる。そうなって初めて相互理解に到達したということができる。

超説得力
山崎 武也 (著)
講談社 (2003/11)

超説得力 (講談社ニューハードカバー)

超説得力 (講談社ニューハードカバー)

  • 作者: 山崎 武也
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2003/11
  • メディア: 単行本

   イギリス人やアメリカ人が、お前の喋ることを理解できるように言え、などと要求するのは馬鹿げたことだ。
人間だろうと蕈(きのこ)だろうと、そんなに都合よく育つものではない。まるで英米人に理解されることだけが重要で、彼らでなければ理解できる者がいないかのようだ。

森の生活
D・ヘンリー・ソロー (著), 佐渡谷 重信 (翻訳) (著)
講談社 (1991/3/5)
P465

 

森の生活 (講談社学術文庫)

森の生活 (講談社学術文庫)

  • 作者: D・ヘンリー・ソロー
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1991/03/05
  • メディア: 文庫

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