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コミュニケーション能力を鍛えろ [経営]

P220 「ビジネスにおいて、オーバーコミュニケーションというものはありえない」
グーグルのCEO、エリック・シュミット

P235
「コミュニケーション能力こそがビジネスでもっとも大事なものである」

グーグルのすごい考え方―Googleが発見した、ビジネス「10の真実」
二村 高史 (著)
三笠書房 (2006/08)

DSC00176 (Small).JPG

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勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求める [処世]

 勝を見ること衆人の知る所に過ぎざるは、善の善なる者に非ざるなり。
戦い勝ちて天下善なりと曰うは、善の善なる者に非ざるなり。
~中略~
古えの所謂(いわゆる)善く戦う者は、勝易きに勝つ者なり。
故に善く戦う者の勝つや、(奇勝無く、)智名も無く、勇功も無し。
故に其の戦い勝ちて忒(たが)わず。忒わざる者は、其の勝を措(お)く所、已(すで)に敗るる者に勝てばなり。
故に善く戦う者は不敗の地に立ち、而して敵の敗を失わざるなり。
是の故に勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に勝を求む。

新訂 孫子
金谷 治 (翻訳)
岩波書店; 新訂版 (2000/4/14)
P57



伊勢神宮 外宮 (36) (Small).JPG伊勢神宮 外宮

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思い通りに動くのは自分だけ [処世]

私たちは環境に自らを合わせなければならない。
他人様が自分の思い通りに動くなどと期待してはならない。

デール・カーネギー 著
田中 孝顕 訳
こうすれば必ず人は動く
騎虎書房
P280

-8e2f2.jpg福岡市植物園

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嫉妬社会 [処世]

嫉妬社会・日本では、能力ある本来なら出世してほしい人が、多くのアホに結託され、途中で足を引っ張られ、引きずり降ろされてしまいがちだ。
アホは権力にすり寄ってきた場合が多いので、その分彼らは権力の中枢に発信力を持っている。そういう人間を敵にして、怒らせては組織のためにならないのだ。
 他者を組織全体のために誘導するというのは相当な高等戦術であり、本当にそれができたら素晴らしいが、できないにしても、立ち向かって怒らせて制御不能にしてはならない。

頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法
田村耕太郎 (著)
朝日新聞出版 (2014/7/8)
P25

DSC_4359 (Small).JPG宇佐神宮


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医者はシャベリが命 [医学]

 医者の仕事はまずもって患者さんとの対話から始まる。それは病状を把握するためにも互いの信頼関係を築くためにも欠かせない、基本中の基本のプロセスだ。であれば言葉を操れるということは、医者が備えるべき最低限のスキルということになる。異国の医療現場に飛び込むなり、僕はそのことを痛いほど思い知った。

「NO」から始めない生き方~先端医療で働く外科医の発想
加藤 友朗 (著)
ホーム社 (2013/1/25)
P130

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命まで取られるわけじゃない [ものの見方、考え方]

 私は自分がストレスを感じているなと思うときは、単純な言葉をおまじないのように自分に言い聞かせて、居直ってきました。
 「命まで取られるわけじゃないよ」
 これを口癖のように言ってみるのです。
 そうすると、不思議なことに、がんじがらめにこわばっていた気持ちが和らいできます。筋肉の緊張がほぐれ、肩、首のこりが少し軽くなります。
 ストレスを避けよう、避けようと逃げまわるのではなく、何があっても、何が起こっても、
 「命まで取られるわけじゃないよ」
 と開き直って、スルリと躱(かわ)す生き方も必要なのではないでしょうか。
~中略~
 天星丸(住人注; 戦後の女性代議士第一号のひとり園田(松谷)天光光さんの妹さんで医師の松谷天星丸)さんは、自分の体調が悪いときや、怪我をしたとき、またストレスを感じたときは、
 「さだめじゃ」
 と自分に言い聞かせて乗り切ったといいます。
 この「さだめじゃ」という言葉をつぶやくと、それまでざわついていた気持ちが収まり、平常心に戻ったといいます。

百歳人生を生きるヒント
五木 寛之 (著)
日本経済新聞出版社 (2017/12/21)
P145

 

DSC_4896 (Small).JPG企救自然歩道


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諍論(じやうろん)するな [対人関係]

君子の力牛にも勝れりといへども牛と諍そはず。
我法を知れり、彼に勝れたりと思ふとも、論じて人を掠(かす)め難ずべからず。
若し真実の学道の人ありて法を問はば、法を惜しむべからず。為に開示すべし。
然あれども猶それも三度問はれて一度答ふべし。多言閑語することなかれ。

懐奘 (編集), 和辻 哲郎
正法眼蔵随聞記
岩波書店; 改版版 (1982/01)
P112

-72e47.jpg狗留孫山修禅寺2

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よく解っていないということが判る重要性 [ものの見方、考え方]

  毒性の報告においても、大学などの論文数を競っているアカデミックの世界では、なにかの物質に毒性が”あった”という報告のほうが、”なかった”という報告より評価が高くなります。
しかし、レギュラトリーサイエンスの世界では、きちんとベースラインが揃っているとか再現性があるというデータのほうの信頼性が高く、「10回に1回しか測定できない毒性影響」などは評価が低いのです。
学術論文の世界では往々にしてなんらかの影響を検出しようとして行った実験によって、目的とする結果が得られなかった場合、論文として発表されないという事態が起こります。(出版バイアス)

畝山 智香子 (著)
ほんとうの「食の安全」を考える―ゼロリスクという幻想
化学同人 (2009/11/30)
P41

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葬儀コーディネーター [社会]

 葬儀コーディネーターは葬儀業者ではありません。利用者と葬儀業者とのあいだに入って適切な手配をするプロです。誰にとっても葬式はビギナー。
遺族が茫然自失しているあいだに、葬式業者があれよあれよと段取りを決め見積もりを出して、それが適正価格かどうかを確かめるまもなく押し切られる、という経験をしたひとも多いでしょう。そのあいだに介入して、遺族の希望と葬儀業者のやりとりを仲介するのが役目です。

おひとりさまの最期
上野千鶴子 (著)
朝日新聞出版 (2015/11/6)
P221

 

DSC_4766 (Small).JPG英彦山


タグ:上野千鶴子
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終活 [人生]

私は今、ものを捨てることにも情熱がある。
 亡くなった母は、死後、寝間着代わりの浴衣とウールの着物が数枚、私が「他人にあげちゃだめよ」と言っておいた紬(つむぎ)二枚(これは自分が着るつもりだった)、帯が一、二本、病院へ行く時のための草履をたった一足だけしかのこさなかった。 ましなものは早々と姪や他人にあげてしまっていたからである。 私は母の遺品の始末をするのに、文字通り半日しかかからなかった。
それは人が世を去るに当たっての最大の礼儀のように私は思えた。

人生の原則
曾野 綾子 (著)
河出書房新社 (2013/1/9)
P27

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もし誰かにいやな目に遭わされたら [対人関係]

 前略~
 ゆえに「真の損得」を知る人は、どんないやな目に遭わされようとも、嘆かず平常心を保つ。
前と変わらず穏やかなままの、君の優しい表情を見た敵は「ちぇっ、がっかりだ」と落胆する。
 皮肉なことに、敵を悩ませるための最高の「イヤガラセ」は君が怒らず朗らかにしている、たったそれだけのこと。
増支部経典

超訳 ブッダの言葉
小池 龍之介 (著)
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2011/2/20)
〇〇一  

DSC_6342 (Small).JPG普光寺磨崖仏

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質を問わない? [教育]

 以前からふしぎでならないことがあります。待機児童何万人といわれ、待機児童をなくせというかけ声は大きいのに、株式会社の参入を許してどんどん保育所の数を増やそう、という動きには慎重になる傾向があります。
株式会社とは営利法人、つまりカネもうけが目的の組織です。子育て支援をカネもうけのためにやってもよい、とは多くのひとびとは思っていないようです。保育所に入れないと嘆く親たちも、どんな施設でもよいとは思っていません。

おひとりさまの最期
上野千鶴子 (著)
朝日新聞出版 (2015/11/6)
P117

 

DSC_4349 (Small).JPG宇佐神宮


タグ:上野千鶴子
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うつ病の大衆化 [医療]

 昔(といっても八〇年代だが)の教科書には、若者はうつ病になることは少なく、中高年がかかりやすい病気である、と書かれていた。しかし最近うつ病は各年代に広がっている。これは日本だけの現象でない。~中略~
最近のうつ病患者の特徴として、以前と比べて軽症うつ病が増加していることに気がつく。
~中略~

そして中には、軽症うつ病よりも抑うつ感がもっと軽い、うつ病と診断してよいのか迷うケースも増えてきた。
~中略~
 このようなケースに対して最近は、「現代型うつ病」「非定型うつ病」「新型うつ病」「会社だけでのうつ病」「自己愛型うつ病」といったネーミングの下に、論考されるようになった。

冨高 辰一郎 (著)
なぜうつ病の人が増えたのか
幻冬舎ルネッサンス (2009/7/10)
P23

-d8ecd.jpg大回向柱

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「飲みニケーション」は国際的にも存在する [国際社会]

議論をしているすべての内容を会議という限られた時間だけで消化することにも限界があります。そうなると、会議室の「外」に出ていくことが絶対的に必要になります。
 たとえば他国の交渉官とご飯を食べに行くとか、ちょっとバーに行って一杯か二杯お酒を飲む。ビールやワインを飲みながらの交渉は、国際交渉の現場では少しも珍しいことではありません。日本でいうところの「飲みニケーション」は、国際的にも存在するのです。
~中略~ いわば、翌日からの公式の交渉の展開が、前夜の「外」の場で、各国の顔役によって決められているわけです。
 ところが私の知る限り、そういう場に日本人はほとんど参加していません。何をしているかというと、議場の作業室にこもって、粛々と完成度の高い報告書作りにいそしんでいるのです。「霞が関に今日の会議のことを報告しなければ」と焦っているうちに、外では重要事項が決まりつつある。

交渉プロフェッショナル
島田 久仁彦
(著)
NHK出版 (2013/10/8)
P183


DSC_1664 (Small).JPG吉野ヶ里遺跡

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死に直面した人に対して [哲学]

南(住人注;南直哉)「よくわかる」って言います。
「そうだろう。だけど僕はあなたが生きることを選ぶのを望むし、それが尊いと信じるね」と言うんです。「だけどあなたが死ぬというなら、その気持ちもよくわかる」と言います。
もうね、人間、そこまで行った状態だと理屈なんか届かない世界ですから。
で、何をやるかというと、私、笑わせようとするんです。
~中略~

 死に直面した人というのは、もうね、通常の言葉は届かない。それは本人がいちばんよく知っている。
だからそういう人に仏教の教義とか哲学などはほとんど無意味です。

宮崎哲弥 仏教教理問答
宮崎哲弥 (著)
サンガ (2011/12/22)
P184

DSC_9740 (Small).JPG平山温泉

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共助 [社会]

  日本の高齢者福祉は、以下の三点セットで成り立っていることを前章で論じました。年金、医療、介護です、それに居住が加わって4点セットになります。それぞれに年金保険、健康保険、介護保険という制度が対応しています。いずれも保険という共済制度です。
これがほんらいの意味の「共助」です。お互いに自分のフトコロからおカネを出し合って、困ったときに困ったひとに配分するという社会連帯の原理です。
病気知らずのひとは健康保険を払いつづけていても一生使わないこともあるでしょうし、介護保険も保険料が年金から天引きされているのに、ぽっくり逝ったらお世話にならずにすむでしょう。その反対に病気がちで払った以上の医療費の給付を受けているひともいるでしょうし、介護保険をめいっぱい使っているひともいるでしょう。トラブルのないひとにとっては、共済制度というものは不公平なものです。ですが、困ったときの助け合い、これが「共助」の原理です。
 アメリカはそうではありません。アメリカは主として「自助」に期待する社会です。だからオバマ大統領が登場するまで、国民健康保険というものが存在しませんでした。

おひとりさまの最期
上野千鶴子 (著)
朝日新聞出版 (2015/11/6)
P63

 

 

DSC_4954 (Small).JPG企救自然歩道


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あいつには言われたくない [処世]

 考えてみれば、おれが官庁相手に言ったことなんて、絶対に通らないもんな。
うちのかみさんが、「あなたが言うから通らないのよ」とよく言うんだけどね。「あなたが言ったら「あいつの言うことだけは絶対に通さない」と環境省の人は思うから。だからあなたは黙っていなさい」だって(苦笑)。
池田 清彦

ほんとうの復興
池田 清彦 (著), 養老 孟司 (著)
新潮社 (2011/06)
P105

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不毛な国会 [日本(人)]

P132
 無駄な会議こそ社会人生活最大のタイムコストである。この本を読んでいるあなたも、さまざまな場面で「この会議は無駄だなあ」と思うことがあるかもしれない。  その典型が国会だ。会議は開いてはいるものの、そこでのやりとりで国益のために生産的なものはほとんど生まれないからだ。
~中略~
現在の自民公明連立与党のように、両院で与党が安定的な過半数を持っている場合、法案が国会に提出されたときはすでに与党内審議を終えているため、基本的に議論は出尽くしており、与党は賛成で固まっている。そのため国会での審議で、賛否も内容もほとんど変わることはない。つまり、国会とは結論がすでに出ているにもかかわらず、時間を議論に費やしたことを証拠として残すためだけに行なわれる会議なのだ。そこに、議員の相当なタイムコストが費やされている。ちなみに、議員は一人当たりにつき4億円ほどの国費が投入されている。誰もが最悪に無駄だと感じるだろう。
 与党内審議にも政府内の議論にも参画できない野党にとっては、唯一の見せ場が国会の委員会・本会議での政府与党追求である。
そのため、野党にとっては国会の審議ほど重要な見せ場はないが、えてして国益の追求より、与党議員や閣僚のスキャンダル追及や自分の選挙区への「頑張っています」アピールの場になる。そのため、まじめな与党議員や閣僚にとって国会での時間浪費はたまったものではない。

P134
 もっと悲惨なのは閣僚である。両院合わせて月曜から金曜までほぼ終日委員会に縛りつけられ、いろんな質問に答えないといけない。ミスを犯さないように答弁のすりあわせもやるので、委員会開催中以外にも相当な時間が早朝から深夜まで費やされる。こうやって日本の省庁のトップの貴重な時間が失われていき、官僚主導になってしまう。
野党による与党追求の専売特許的謳い文句は、「○○大臣よ!あなたは政治主導ではなく官僚主導になっている。リーダーシップが足りない!」だが、皮肉なことに野党の質問こそが、大臣たちが省内でリーダーシップを発揮したり、政策を考えたりする時間やエネルギーを奪っているのだ。
 政治ニュースで、たとえば「この法案は70時間審議されました」などと言われているが、その70時間には、その法案に関係ない質疑や「お前、この前の審議聞いていなかったのか?」と言いたくなるような繰りかえしの同じ質疑がたくさん含まれているケースが多い。審議時間の長短にあまり意味はないのだ。

頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法
田村耕太郎 (著)
朝日新聞出版 (2014/7/8)

 DSC_4357 (Small).JPG宇佐神宮


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プライド [所感]

よいプライドは自分を高めるが、みょ―なプライドは自分を傷つける。
馬寄村の住人

-abe71.jpg第21回海峡花火大会

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伊達正宗 [雑学]

 創業の政宗(一五六七~一六三六)は遅くうまれすぎた人といっていい。かれが奥州統一をすべく活動しはじめたときに中央で秀吉の政権ができ、それが次第に確立し、秀吉の小田原攻めのときにその傘下に入らざるをえなかった。
 東北地方がもし戦国期に統一していれば(むろん政宗意外の存在によってでもかまわないが)さらにそれによって東北固有の共通文化が熟成し、独自の広域経済の原型が十六世紀ごろにできていれば、江戸、明治期の東北はよほどちがったものになっていたにちがいない。
 ともかくも正宗の生涯は、東北が未成熟段階のまま―多分に中世的な経済段階に置かれたまま―中央政権に屈服し、それに隷属せざるをえなかったといううらみをのこしている。
政宗は東北へ直接ヨーロッパ文明を導入(支倉常長のローマへの派遣)しようとさえしたが、そのこともつかのまの夢になり、江戸期には多数の大小名の領地に細分され、経済的後進性のまま明治期に入った。
 政宗の第二子忠宗が仙台伊達家を嗣(つ)ぐ。第一子である秀宗が仙台を出てはるかに宇和島まできて初代藩主になる。~中略~
 政宗は多分に政略ながらも秀吉に対し従順のかぎりをつくした。秀宗(幼名・兵五郎)が三歳の文禄二年(一五九三)にも入洛し、聚楽第で秀吉に謁したとき、奥州から連れてきた秀宗をも拝謁させた。この時代の慣習ではその幼児が正式に主人に拝謁した場合、その家の世継ぎにあるのである。しかも政宗は、
「お手元にてお育てくださいませんか」
 と、たのんだ。その意味の一つは人質ということであり、べつの意味として、ゆくゆくの秀吉の子飼いの大名にしてほしい、ということである。
 秀吉のよろこびはひととおりではなかった。~中略~
 秀吉はこの兵五郎に自分の秀の一字をあたえて秀宗(秀弘という説もある)と名乗らせ、猶子(ゆうし)とした。ナホ(猶)子ノゴトシ、という意味で、養子よりやや軽いが、尋常なあつかいではない。
 以後、秀宗は竣工早々の伏見城で養われ、のち大坂城で育つ。
 秀吉の子秀頼よりは二つ上で、近習―この場合は遊び相手―として大きくなった。
~中略~
 慶長五年(一六〇〇)関ヶ原で徳川の天下が成立する前後から、政宗はそのほうへ参じたが、豊臣家へ行ってしまっている少年の秀宗の始末にこまった。
 結局、正夫人が生んだ次男虎菊丸(のちに忠宗)を家康と秀忠に拝謁させたのである。秀宗がいつ嗣子からおろされたかよくわからないが、虎菊丸が元服するのは、慶長十六年十二月、異例なことに二代将軍秀忠の前においてであった。仙台伊達家が時代の変遷のなかで生き残るには、ここまでの配慮が必要だった。
 当然、次男虎菊丸に対し将軍秀忠が名付け人になり、自分の忠の字をとって忠宗とつけてやるのである。将軍が名付け人になった以上、伊達家の相続人は忠宗に決まった。
 秀忠は、あわれなものであった。かれはすでに大坂を去り、江戸に居住していたが、ともかくも豊臣秀吉の猶子だったということは、徳川氏の治下ではまずいことだった。
 慶長十九年冬、徳川氏は諸大名を動員して、豊臣秀頼を攻めた。大坂冬ノ陣である。その直後、徳川氏は、
「伊達秀宗には、別家をたてさせ、伊予宇和島(当時、板島とよばれていた)十万石をやろう」
ということで、仙台伊達家と切り離した。

街道をゆく (14)
司馬 遼太郎(著)
朝日新聞社 (1985/5/1)
 P97

DSC_4936 (Small).JPG企救自然歩道


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正義 [哲学]

 正義というのは、人間が人間社会を維持しようとして生みだしたもっとも偉大な虚構といえるかもしれない。
たしかに自然と現実から見れば、虚構に過ぎない。が、その虚構なしに人間はその社会を維持できないという強迫観念をもっている。 

花神 (下巻)
司馬 遼太郎 (著)
新潮社; 改版 (1976/08)
P216  

DSC_9739 (Small).JPG平山温泉

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介護者主導型介護 [言葉]

家族社会学者の笹谷春美さんは、日本で実際に介護を引き受けた高齢の夫の事例を研究対象にした(家族ケアリングをめぐるジェンダー関係」~略~1999年)。  定年後の夫は、妻が要介護になると、使命感を感じて、「オレの出番!」とがんばる場合がある。
~中略~
 笹谷さんはこういうタイプの夫の介護を「介護者主導型介護」と呼ぶ。つまり、介護が夫主導になり、介護される側の妻がそれに文句もいわず従わなければならない傾向がありということだ。
 介護される側になるということは、立場を問わず不如意なことが多いものだ。
「よい介護」とは、なんといっても介護される側にとって受けたい介護のこと。~中略~
 介護や医療の方針が食いちがったときなど、介護を受けている妻が、夫に異を立てるのはむずかしい。「お父さんのいいように」と、自分を人体実験の材料であるかのようにさしだす妻もいる。
そうなれば、ほとんど「介護されるボランティア」みたいなもの。  いやいや、男の介護に水をかけようというわけではない。介護は、する側とされる側とで、強者と弱者の力関係ができる。

男おひとりさま道
上野 千鶴子 (著)
文藝春秋 (2012/12/4)
P41

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両子寺

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パーソナリティ障害 [医学]

 日常の心の働きにおける偏りやクセが極端にいびつとなり、特に対人関係で問題を重ね、また本人も失敗から学ぶといった姿勢がまったく見られず、毎度同じようなパターンでトラブルを繰り返した挙げ句に日常生活が満足に営めなくなると、ここでその人は「パーソナリティ障害」の領域に突入したということになる(以前は人格障害と呼んでいたが、その名称では生々しすぎるということで最近はパーソナリティ障害と言い換えられている)。
 したがって、「個性的な人」とパーソナリティ障害とのあいだに明確な線引きはできない。

はじめての精神科―援助者必携
春日 武彦 (著)
医学書院; 第2版 (2011/12)
P107


DSC_2630 (Small).JPG一畑寺(一畑薬師)

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内子町 [雑学]

 谷がひろければ、町がある。  松山から大州への古街道ぞいにある内子町もそうで、三方の渓谷を削って流れおちてくる三つの川(中山川、麓(ふもと)川、小田川)がやや広い谷をつくって人々に集落をつくらせている。
「実家は内子でございます。櫨鑞(はぜろう)の問屋をいたしておりました」
 と、この夜、泊まった大洲の旅館「油屋」の女主人がいったが、内子の町はどこか古風で道をゆくひとびとの歩き方までが悠長にみえた。
 この町は、市から発達したらしい。奥のほうの谷々から山の物を持ち寄り、それを売って里の物を買ったようである。
 明治以前、諸藩の重要な産業のひとつは鑞であった。櫨の木の実からとつのだが、採ったばかりのなまの鑞を採集して晒し、諸国に出荷していたわけで、内子の鑞問屋といえば大きな資本であったらしい。

街道をゆく (14)
司馬 遼太郎(著)
朝日新聞社 (1985/5/1)
P51

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オーベルジュ内子

オーベルジュ内子

  • 場所: 愛媛県喜多郡内子町五十崎乙485-2
  • 特色: 静謐に耳を傾ける時間、四季の移ろいや自然が奏でる小さな輪唱と語らう非日常の世界へ


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子にどれだけのことをしてやったか [家族]

 自分の子の結婚式はつらい、けっして楽しいばかりのものではない、と娘を縁づけた経験のあるお母さんがたから、かねてきいていたのだが、私もやはり娘の結婚の日につらかった。
~中略~

 それだけに式当日、見違えるようにきれいになって、化粧室から来た娘を見たら、「この子にどれだけのことをしてやったか、産んでこのかたどれほどの愛情なり誠意なりを持ったか。ずいぶん勝手に暮らしてきた親じゃないか」といった思いがあり、わびたさで気持ちがくずれこんだ。

幸田 文 (著), 青木 玉 (編集)
幸田文しつけ帖
平凡社 (2009/2/5)
P211

-55a6f.jpg龍蔵寺6

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「子のつとめ」を果たすのもたいへん [家族]

ずっと頼りにしてきた長女に先立たれた90代のお年寄りには、慰めのことばもありません。
超高齢社会とは、自分がうんと長生きすれば子どもに先だたれることもある、という高齢逆縁が起きる社会。「親より先に死なないのが子のつとめ」という言いならわしがありますが、「子のつとめ」を果たすのもたいへんになってきました。

おひとりさまの最期
上野千鶴子 (著)
朝日新聞出版 (2015/11/6)
P139

DSC_4351 (Small).JPG宇佐神宮


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神社仏閣に行こう [見仏]

P131
 かねがね、日本人の心の源泉とは何かと考えていたので、古寺、名刹(めいさつ)に、いまも生きつづける不思議なエネルギーを体感してみたい、それが「百寺巡礼」のはじまりでした。
 寺の庭に立ち、堂宇(どうう)の中にはいり、仏像と対面する。そこにはきっと、日本人の精神や生命に、脈々と流れる魂の原型があるに違いない。それに触れることができるのではないかと思ったのです。

P132
 はじめは、不安を感じながらスタートでしたが、お寺を巡るたびに、私の心身が充実してきました。五十代から六十代までの体の不調が、少しずつなくなり、回を追うごとに、気力体力が整ってくる感じがしました。
 私は、これは神社仏閣がもつ不思議なエネルギーで癒されたいのだといい、みんなにも巡礼をすすめました。
「信仰心からではなく、ただの物見遊山でもいいから、神社仏閣に行くといいですよ。そこは古来、よい気が流れる、いやしろ地なのだから」と。

百歳人生を生きるヒント
五木 寛之 (著)
日本経済新聞出版社 (2017/12/21)

DSC_4374 (Small).JPG宇佐神宮


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再家族化 [言葉]

 政府の在宅誘導は、家族介護への誘導です。こういう変化を介護の「再家族化」と呼んだのは、比較福祉レジーム論のエスピン=アンデルセンでした。 ~中略~
介護の社会化を「脱家族化」とも呼びますが、その変化は一方にだけ進むのではなく、「再家族化」することもあります。そして「再家族化」とは、福祉予算を削減したい国家が、どこでも採用する戦略なのです。

おひとりさまの最期
上野千鶴子 (著)
朝日新聞出版 (2015/11/6)
P61

DSC_4945 (Small).JPG企救自然歩道


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「一緒に住まない?」は悪魔のささやき? [家族]

  介護保険はもともと在宅支援が目的。それが施設志向になってしまったのは、なんといっても「利用者」が家族だからだ。家族のつごうを考えれば、テマのかかる年寄りには家から出て行ってもらいたいと思うのは人情。
同居を開始したばっかりに、家族によって施設入居を決められてしまうことになる。同居しているからこそ、出て行ってもらいたいということになれば、本末転倒ではないか。それなら最初から同居を選ばなければよかったのに、と言いたくなる。
だからこそ、「一緒に住まない?」という子どもからの申し出を、わたしは「悪魔のささやき」と呼んでいるのだ。
 ここ数年、介護保険の在宅支援サービス利用量が徐々に増える傾向にある。その理由は、夫婦世帯と単身世帯が増えたせいだ。
 こうした介護保険の利用動向をみても、在宅支援を受けたくない(つまり他人に家に入ってきてもらちたくない、したがって年寄りのほうに家からでていってもらいたい)のは家族のほう。それさえなければ、高齢者は他人に家に入ってきてもらうことをためらわない。
家族がいなければ、いや、もっとはっきり言おう、子どもさえいなければ、在宅でヘルパーさんに来てもらう敷居は高くない。

男おひとりさま道
上野 千鶴子 (著)
文藝春秋 (2012/12/4)
P167

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南禅寺
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E7%A6%85%E5%AF%BA

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リベラル・アーツ [学問]

「リベラル・アーツ」とは、日本の大学でいえば、専門過程に上がる前の1~2年生のときの教養課程での種々の講義のことだ。
 リベラルとは本来、「自由」という意味である。つまりリベラル・アーツとは、人間が自由になるための学問なのだ。
有名大学を卒業したというただの肩書きを手に入れるためにではなく、いかに大学でこのリベラル・アーツをきちんと学んだかが、これからの社会では大きな意味を持つと私は考えている。
 リベラル・アーツでは、人類が歩んできた歴史や、過去の叡智の結晶である哲学、芸術や文学、自然科学全般について勉強する。
 幅広い分野の学問領域を横断的に学ぶことにより、「物事をさまざまな角度から批判的に考える能力」「問題を発見し解決する能力」「多様な人々とコミュニケーションする能力」「深い人格と優れた身体能力」などの力を身につけることを目指す。

僕は君たちに武器を配りたい
瀧本 哲史 (著)
講談社 (2011/9/22)
P281


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